近くにあった池袋愛

「今日は仕事が早く終わるから、夕方待ち合わせをしよう！」

まあ、彼も私も曜日感覚がなく働いているので、一日空けてデートなんて年に数回しかないのですが。「ここ好きそうなお店だよ！ランチに来た事あって夜は初めてなんだ。」と、お店のURLが彼からLINEで届き、日中から楽しみにしていた。

「二豊」さん。店構えから、もう好きすぎる！しかし、カウンターに通され気付く違和感。日本酒好きな私が、知らない！！！日本酒の1升瓶にある銘柄が全く分からなかった。「この店、大分県みたいだよ。」なるほどー。日本酒好きでも、九州の日本酒は有名な物しか知らない私。これは、楽しそう♪

お互い仕事帰り。先ずはサラッと「カボスサワー」で乾杯した。大分の大きな椎茸焼き、万願寺唐辛子焼き、長芋焼きなど炉端焼き店らしいメニューを注文。豊島区中央図書館で借りた、「雑司ヶ谷いろはかるた」本を見ながら、○そは、弦巻川にあった橋が全部載ってるとか、池袋やボランティア活動について話していた。

ジュンク堂書店で一目惚れした冊子を見せて、「こう言うのボランティアの活動記録として作りたいのよねー」と言うと「作ればっ」と、サラッと返された。ええ、あなたはデザイナーだから簡単に作れますけどね…。半期16P、四半期16Pか32P、みんなで作れるといいな。「俺だって、ボランティア作りたいよ。会社忙しくて。あと、ボランティアに誘われてないし…」

あっ！大学は池袋の大学を卒業し、就職して池袋で独立起業した人。池袋で知り合った池袋好きな女と結婚した人。こんなに近くにいましたー！あらら、誘っていなかった。スミマセン。芋焼酎の水割りと、味の染みた大根と鶏肉の煮物やとり天でお腹いっぱいになり、強力な2人目の相談役が出来て店を後にした。